脱毛したのに効果がないその理由
せっかく費用も時間も割いて脱毛をしたのに効果が得られないという場合、
お金がもったいないからと脱毛に通わなくなってしまう方もおられます。
確かに、ムダ毛のないきれいな肌を手に入れたいと思って脱毛に通ったにもかかわらず、その効果が実感できなければ無理もありません。
しかし、一言で脱毛と言ってもさまざまなやり方があり、即効性があるもの・しばらく経ってから毛が抜け落ちていくものなど、それぞれ違いがあります。
さらに、脱毛を受けたからと言って、すぐにつるつるの肌が手に入るわけではありません。一度や二度の施術を受けただけでは、すぐ次のムダ毛が生えてきてしまうのです。
「また毛が生えたら脱毛の効果がない」は勘違い!
脱毛についてよく勘違いされるのが、施術を受けたあとはムダ毛がもう生えてこないと思われること。
現状、目視できる、表面に出ている、ムダ毛は、実は全体の3分の1ほどと言われています。
残りのムダ毛は毛穴の中で休んでいたり、これから肌表面に向かって成長していたり、見えない部分に隠れています。
つまり、脱毛の施術を受けたとしても、しばらく経つと新たに成長したムダ毛が生えてきてしまいます。
ムダ毛の成長に合わせて何度も施術を受けることで、やっと脱毛の効果が得られたと実感できるようになるのです。
1~2回脱毛施術を受けたからといってすぐに脱毛が完了するわけではないこと、そして、新たにムダ毛が生えてきても脱毛の効果がなかったと勘違いしないようにしましょう。
脱毛する時期とタイミングが大切
実は、脱毛をするタイミングが大切で、毛には毛周期があります。
成長期、退行期、休止期のなかで、成長期の毛だけが、脱毛効果を得ることができます。
そのタイミングが大切で、毛が生えてないのに通ったとしても意味がありません。
剃りすぎも良くない
脱毛の前の準備として、2. 3日前に脱毛したい箇所を剃ってくるように話しています。
それは、少し毛が出ている方が、毛がなくなりやすいという理由からのですが、
サロンに来店する直前や、当日剃ってくるのは結果が出にくくなる理由の一つにあります。
男性のお顔や、デリケートゾーンなどの濃ゆい場所の脱毛は、8時間前に剃ってから
少し生えた状態でできた方がよいです。
そしてサロンの指導のもとで保湿をしっかりする
サロンの方で推奨している保湿ケアをきちんとすること、これらを怠って毛結果ががいつまで経っても結果が出ないのは、自己責任となります。
毛質によって脱毛の効果が異なる?
脱毛の効果を感じやすい人、そうでない人の違いは「毛質」で大きく異なります。
体毛がもともと濃い人、薄い人、毛が太い人、細い人、ひとりひとり個人差が大きいのが特徴ですが、この毛質が脱毛の効果に大きな影響をもたらします。
脱毛は、黒い色に反応する特殊な光を放つ脱毛器を用いて施術を行います。
光がムダ毛に反応し、熱を持たせてダメージを与えるため、毛が抜け落ちるという仕組みです。つまり、脱毛機の光(熱)に反応しやすいムダ毛であれば、脱毛効果を実感しやすいということです。
太くて濃い毛は効果が実感しやすい
脱毛の施術を受けるにあたり、もっとも効果を実感しやすいのが「太くて濃い毛」の方です。
前述のとおり、脱毛には黒いものに反応する光を放つ機械が使われており、黒々とした太くて濃い毛質の人は、より脱毛効果を実感しやすくなります。
そのぶん、痛みを感じる可能性もありますが、痛みが強い場合には機械の出力を下げてもらうことも可能なので、施術時に相談すると良いでしょう。
うぶ毛や柔らかい毛は効果が実感しにくい
毛が細い方、うぶ毛や柔らかい毛質の方は、反対に効果を実感しづらくなります。
これらの毛質の場合、太くて濃い毛のように黒々とした毛ではなく、茶色がかった毛であったり、細くてあまり毛が見えなかったりします。
すると、脱毛機の光も反応しづらくなってしまうため、脱毛の効果が実感しにくくなるでしょう。
そのぶん機械のパワーを上げて対応することもありますが、痛みを強く感じる可能性もあります。
白髪は脱毛できない
同じ理由で、白髪は脱毛することができません。
一般的な脱毛機は黒いものに反応する仕組みのため、白髪に光やレーザーを照射しても反応しづらいからです。
白髪は髪の毛だけでなく体毛に混じることもしばしば見られますが、この場合は脱毛ができないことを理解しておきましょう。
せっかく脱毛を受けても脱毛効果をあまり感じられないという人には、ある共通点があります。
脱毛効果が得られない方の4つの共通点
脱毛しているのにあまりムダ毛がなくなっていないのでは?
と疑ったり、費用や時間がもったいないからと自己判断で脱毛を辞めてしまったりするのではなく、
まずは脱毛効果が出にくいのではないかと考えてみましょう。
では、脱毛効果が出ない人・あらわれにくい人にある4つの共通点について説明します!
1.自己処理をしすぎている
まずは、カミソリ・毛抜きなどを使って「自己処理をしすぎている人」です。
ムダ毛の処理を欠かさず行うのは悪いことではありませんが、肌にとっては大きな負担になってしまいます。
カミソリを使うと肌表面を傷つけてしまいますし、毛抜きを使うと毛穴を強制的に広げてしまうため、そこに雑菌が入って炎症を起こしてしまう可能性もあるでしょう。
脱毛の施術を受けたあと、次の施術を受けるまでにしばらく時間が空きますが、このときにムダ毛が生えてきてしまいます。
ある程度の自己処理は可能ですが、自己処理をしすぎた状態で脱毛を受けると、せっかく成長期のムダ毛をなくしてしまうため脱毛効果を実感しづらくなってしまいます。
成長したムダ毛に対してアプローチをする、これを繰り返すことで肌に眠っているムダ毛にも順番に施術をし、最終的に毛が生えてこない状態に運んでいくのです。
2.保湿がされていない
肌のコンディションが悪く、特に乾燥していてかさついているなど保湿されていない状態は脱毛効果が実感しづらくなります。
脱毛は、その熱のパワーによってムダ毛の根元までダメージを与える仕組みです。
このとき、当然毛だけではなく毛穴周辺の皮膚にも少なからずダメージが伝わってしまい、熱によって肌の水分が奪われてしまいます。
つまり、脱毛を受けた後は肌が乾燥しやすい状態のため、しっかりと保湿をしなくてはなりません。
肌荒れなどの肌トラブルを起こさないため、そして次回受ける脱毛効果を実感しやすくするためにも、きちんと保湿を行いましょう。
3.埋没毛(埋もれ毛・イングロヘアー)が多い
ムダ毛を自己処理する人に多いのが、埋没毛(埋もれ毛・イングロヘアー)です。
カミソリや毛抜きを使ってムダ毛処理をすると、傷ついた肌表面が再生する際に毛穴をふさいでしまいます。その後、再びムダ毛が成長してきても、新しくできた皮膚が邪魔をしてそこにとどまってしまう、これが埋没毛(埋もれ毛・イングロヘアー)です。
埋没毛(埋もれ毛・イングロヘアー)は、新しくできた薄い皮膚の下に毛が埋まっている状態のため、肌表面からうっすらと毛の存在を確認できます。
この埋没毛(埋もれ毛・イングロヘアー)に脱毛機をあてても、毛は皮膚の下に埋まっているためその効果を実感しづらくなってしまいます。
自己処理が多かった方は埋没毛(埋もれ毛・イングロヘアー)があちこちにできている可能性があるため、脱毛の施術を受けても効果が実感しづらくなる傾向にあります。
4.毛質にあった脱毛法ができていない
美容(エステ)脱毛・医療脱毛問わず、施術に使われている機械の出力が低い場合には、ムダ毛に十分なダメージを与えられないことがあります。
抜け落ちる毛が少なくなるため、脱毛効果が低いと感じてしまいます。
痛みを感じやすい場合は仕方ありませんが、基本的には、お肌の色や施術する場所に合わせて照射レベルを設定するサロン選びが重要です。
脱毛が終了に近づいた時きた時、脱毛効果や、毛質、パワーも、ケア方法をしっかりサロンスタッフの相談しながら、最善の方法で行っていけるようにしましょう。
これらのポイントを踏まえて、より高い脱毛効果が得られるようにスキンケアなどについてカウンセリング時にスタッフに説明を受けましょう。
それでも結果が出ない場合
それでもなお脱毛の効果が得られない・実感できないという場合には、きちんとスタッフに相談し、
間違ったお肌ケアなどをしていないかアドバイスをもらうことも大切です。
脱毛は、エステサロンとお客様の二人三脚、信頼関係で結果を出していくものです。
ですがきちんと通えば必ず良い結果が待っています!